『ピッキングストーリー』劇場フォト!

<2011年2月8日 仕込み日二日目>

セットもほぼ完成し、
この日は、最終的な調整に入ります。


瀬戸と田丸の間に陣取る中倉香織。
着替えるときも隠れたりなんかしないから、男子楽屋でOKなのだ。


幕前のシーンの稽古。


かなりまずい顔だ。


田丸がパンをちぎって松田に渡すシーン。


ものすごくストレスの溜まる衣装である「甲冑」。
稽古中は、仮面だけをかぶって…


こう立つ。


まわりの役者もそこに「甲冑」があるフリをして演じる。


「俺、いっつもこんな役回りばっかだよなぁ」


鎧など着ていないため、自由に動ける者たち。


「俺も、縦横無尽に舞台上を走りまわりたいよ」


暗闇に浮かびあがるモナリザ。


湿布を手に持ったモナリザ。


これは稽古中の場面だが…


本番仕様では、こうなる。


そんな元田を見て…


ぶるぶる震え出す猿。


田丸がはめている軍手は、
いらなくなった瀬戸の軍手の指を、
はさみでカットしたものだ。


客演のもたい祐樹くん。
実は、声優・アニメに超詳しい。


劇団員の平川真司くん。
実は、塚本康博に超詳しい。


稽古中、突然、無になる田丸。


このメイクを見よ。
手塚美南子が「ある一線」を踏み越えた瞬間である。
眉を太くし、巨大なホクロからは毛が一本伸びている。
彼女は「大切な何か」を捨てることによって、
また別の「大切な何か」を手に入れたのだ。


そんな顔でこっちを見るんじゃない。


だから、見るんじゃない!


未完成のネコ。


厳しい表情で台本を見つめるウッキーさん。


ここだけの話だが、
ネコの耳は、手塚の私物なのである。

しかし、それ以上は、
詮索しないでいただきたい。

「手塚はネコの耳を持っていた」
私が言いたいのはそれだけである。


眠るモナリザ。


眠る甲冑。


金庫を舞台上に運びこむ松田信行と泥棒。


伏せる田丸ともたいくん。



劇場入りしてからは、
終演後にお客様に渡される、
「裏パンフ」用の写真撮影も行われる。

その際に撮った、
天然工房の女優の写真をご覧ください。



たまらない人にはたまらない、
ネコのコスプレ、中谷千絵。


印象がとても良い顔立ち、
黄色のTシャツもよく似合う、中倉香織。


どんな役であっても、決して美意識だけは失わない、
すべてが美しい、元田牧子。


手に持ったメンチカツとおにぎり、
そんな「食いしん坊キャラ」、今回の話には、
まったく登場してなかったじゃないか。
いつのまにか遠いところに行ってしまった、手塚美南子。


「なに女優ばっかり紹介してんだよ、
俺のことも忘れんじゃねぇ」


ロビーで、鬼太郎が正拳突きのレクチャーをしていた。
この時点で、かなりおかしな状況になっているわけであるが…


正拳突きを教わっているのがネコであることが、
また話を複雑にさせている。


鬼太郎のアイデンティティ「妖怪アンテナ」はきちんと立っているが、
鬼太郎が「正拳突き」ってことはないだろう。
妖力を使え、妖力を。


台詞の勉強をする鬼太郎とネコ娘。


「一蹴り十万」と言われ、恐れられている舞台面のマイク。
場所が場所だけに接触しやすいのだ。


暗闇でポーズをキメる元田牧子。


「お風呂あがりヨ♪」


台本のチェックをする眉の太い女性。


元田のホームポジション。


結局、ボツになった「マタタビ」の箱。


台本をチェックするモナリザ。


男ふたりでやっと運べる金庫。


舞台裏で待機しているのは…


ネコ娘だ。


台本を確認して…


叫ぶ田丸。


舞台裏で待機するマネキン。


舞台裏から見た「暖炉」。
ムツコやネコは、ここから登場していました。


内股気味の甲冑。


宇田川さん演じるムツコが、みんなに見られるところ。


シャワーを浴びているモナリザの隙をついて
逃げようと企む田丸と松田。


モナリザにつかまる松田。


刺される松田。


田丸が置いていったペットボトル(トイレ流し用)が邪魔だったので、
本番では無しになりました。


今回も、思う存分「レア」ぶりを発揮した、中西毅。
突然あらわれて、突然帰るのだ。


以上です!
次の日は、いよいよ、初日!


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